DWE・WKダブルユーザーのあいねがミライコイングリッシュを徹底レビュー！

ミライコイングリッシュは、2019年夏に販売開始したばかりの新しいオールイングリッシュ教材です。

今でこそおうち英語界隈では知らない人がいないほど話題になっているミライコイングリッシュですが、私がミライコを購入した2019年12月は無名のルーキーでした。

結果、驚くほどコスパの良い良教材で！

私も購入後にインスタで少し紹介させてもらいましたが、多くのおうち英語ママが興味を持ってくださり、その後広まるのはあっという間でした。

おうち英語をしたいけど、何をすれば分からない…と迷っている方にはとりあえず一度検討してもらいたいオススメ教材です。

以下のレビューは、以前私がインスタで投稿したガチレビューです。

DWEやワールドワイドキッズの正規ユーザーでもある私が、それらについても多少言及しながらミライコの良い点・悪い点、全て書きました！

おうち英語教材を検討中の方、ミライコが気になっている方の参考になれば。

※ミライコの商品自体は私が自腹で購入した上でのガチレビューですが、こちらの記事のリンクは広告を含みます。

ミライコイングリッシュ概要

特徴

No Toy, All English.

『毎日見るだけ30分』。こどもが自分で見る習慣を付け、『見たい』を継続するシステムの工夫。

『どうやったらこどもが英語を好きになるか』を最優先に考えられた教材。

対象年齢
0～8歳(標準学習期間２年）

習熟度目安
小学校高学年程度（英検Jr.ゴールド）

学習内容
基礎文法・基礎英会話・2000語以上の単語を網羅。フォニックスあり。

監修者
NHKラジオ『基礎英語1』(2016～2018年)講師の田中敦英先生。桐朋中学校・高等学校教諭。高校英語の教科書を執筆されたこともある。

評価

DWE(高校レベル)に比べるとレベルは低いですが、学校英語の下地作りには十分です。アウトプットの機会はないので、英会話教室等で別途用意するとさらに効果的でしょう。『DVDを見るだけ』という取り組みやすさとお手軽なお値段から挫折もしにくく、おうち英語の入り口としては最高の教材です。

良い点

公式サイトを見て分かることは極力省いていこうと思いますので、まずは公式サイトをご覧ください。→ミライコイングリッシュ公式サイト

良い点１：さりげなく学校英語を意識している

まず私がDVDを数枚みて思ったことは…『中高英語の先生が作った感じがする！』ということ。（悪い意味ではありません。）

私自身、小中高すべてで英語専科の経験があるので、学校の英語の先生の感覚というのは持ち合わせているつもりです。

さらに、英会話学校の講師も経験があるので、『学校の先生の考えること』と『英会話の先生が考えること』のズレもいろいろと感じてきました。

受験に太刀打ちできる英語力（主に文法、単語力、読解力、作文）を付けさせたい学校の先生。

英語を話せる(使える)ようになってほしい英会話の先生。

この教材は、その2つをうま～くつなぐ教材だな、と思いました。『こどもが英語を好きになる！』という根本的な考え方を大事にしつつ、学校英語も少し意識している感じ。

フォニックス

フォニックスとは簡単に言うと『英語を読むためのルール』です。

ABCを「エービーシー」ではなく『ア、ブ、ク』と読むよ！という感じ。

例えば、catは『ク、ア、トゥ＝キャット』になります。

フォニックスを知っていれば、初めて見た単語でも読めるものが増え、英語の読解力アップにもつながると昨今大変注目されており、現行の小学校英語でも導入されています。

ミライコには、もちろんこのフォニックスも含まれています。

文字や文法を意識させるコンテンツ

例えば、WKは未就学児を対象としているので、あまり『文字』を意識させるような仕掛けはありません。『文法レッスン』のようなものもほとんどないです。(前置詞など、ほんの少しだけあります。)

ミライコにはそれがあります。各DVDに20コーナーほど収録されており、そのうち3コーナーほど”Lesson Movie”という文法コーナーがあるのですが、そこでは必ずキャラクターや登場人物に『大きな吹き出し』が付いています。

重要基礎文法事項を扱うこのコーナーでは必ず文字を画面に映し出すことで『音と文字』を関連付ける工夫がされているわけです。

この『音と文字の関連付け』は、読み書きが重要視される学校英語につなげていくにはとても大切なことなのです。

習熟度レベルも、小学校高学年程度とされており、ミライコを２年間楽しめば(1枚のDVDを30回ずつ）、無理なく中学以降の英語につながるに違いありません。

私が中学の英語の先生だったら、これだけやって中学校に入学してきてくれたら嬉しい限りです！

私が現行（2023年度現在）の小学校5，6年生の英語の教科書と比較したところでは、ミライコのほうがかなりレベルが高いです。

親御さんも聞き覚えのある、学校で習う表現が盛りだくさん！

ミライコイングリッシュを見て『学校の先生が作ってる！』と感じるのは、学校で習う文法、熟語の割合が多く感じるため。

私も教員時代に『大事だよー覚えてー！』と教えていた馴染みのある文法表現や熟語がこれでもかと使われていると感じるのです。これはすみません、教員経験から感じる個人的な感覚なので言葉で伝えるのが難しいのですが…

決して不自然に詰め込んでいるわけではないのですが、『ネイティブが作った教材は絶対こうはならないな』と思います。伝わるかなー。

WKをお使いの方は分かるかと思うのですが、WKで使われてる英語表現は、実際日本の子どもたちが使うとなるとレベルが高すぎたりするものもありますよね。海外の子どもたちの生活の様子だったり、物(ジーパンやピザなど)の作り方の映像とか。普通に高校まで真面目に英語を勉強した大人でも、多分分からない表現も結構出てきます。

それに比べて、ミライコイングリッシュで使われている英語は、日本で一般的な公立進学校(高校)を出た方なら90%以上理解できると思います。(国立大学を受験したレベルの方なら、字幕見れば100%近く分かるんじゃないかなぁ？) 　

時々、学校英語的にはめちゃむずな単語出てきますが(笑)(台形とか扇形とか。英語で言えますか？)

そういった点から、中高で習う表現に耳を慣らすことができるという意味で、日本でこれから英語を学ぶ子ども向けの教材と言えます。

この『親御さんが理解しやすい』というのは意外と重要ポイントだと感じます。

というのは、親御さんにとってあまりにもなじみのない表現ばかりが出てくると、特に英語が苦手な親御さんは教材に対して苦手意識を持ってしまい、子どもと一緒に楽しめなくなってしまったり、『これで本当に身に付くんだろうか』と不安になってきたりすることがあるからです。（DWEやWKのユーザーさんから実際に聞いたことのある声）

このような『学校英語を意識している』部分も子どもには全く関係なくとても楽しく見ることができるので、お勉強と感じることなく『英語って楽しい！』という気持ちにつながるようにできていると感じました。

少し前にインスタでも話題になった『もしなる』を読み、学校英語に不信感を抱いているおうち英語ママも多いことかと思います。でも、学校英語はそんな簡単に大きく変わることはないと思います、正直。(現場も、変わりたいと思っている先生はたくさんいるんですけどね。)とはいえ、みなさんのお子さんたちも中学、高校へと進学していくわけですし、学校英語は避けて通れません。

小さい頃から楽しく英語に触れつつ、手軽に学校英語の下準備をするにはもってこいな教材です。何より新しい教材なので、映像もとってもきれいです。

良い点２：飽きさせないDVD構成の工夫

それぞれのDVDのコンテンツについても詳しく書こうと思っていたのですが、数枚書き出した時点で諦めました。

これもミライコ独自の特徴だなぁと思ったんですが、ミライコのDVDは『いつどれを見ても楽しい！飽きない』工夫がされています。つまり、『このDVDではこれを学ぶ』というテーマが特にないのです。ざっくりあるような感じ(Dics3はShapesがテーマ、とか）もしましたが、テーマ以外もたくさん入っているので、テーマ分けの必要はないと感じてやめました。

いろんなコンテンツがランダムに収録されているので、収録内容が覚えられませんし(笑)、そのお陰か、いつどのDVDを見ても楽しめます。(30枚あるWKですら、私は中身の順番覚えてきました。)

良い点３：本当に豪華な声優陣！

私はワールドワイドキッズやこどもちゃれんじEnglish、アルクのabc DVDボックス、その他英会話教室の教材などいろいろ持っているのですぐ気付いてしまいました…

主人公のPoeはしまじろう(英語版)のルミコ・バーンズさん、ペンギンのLalaはワールドワイドキッズのMimiのテリー・オサダさんだということに！

見てすぐミライコの担当さんに興奮気味に電話しました(笑)

ルミコ・バーンズさんは他のいろんな英語教材で耳にしますよ♪

ベネッセ、サンリオ英語、英語の教科書、アルク…日本発の英語教材では必ずと言っていいほど声をお聞きします。

ちなみに、Poeのお母さんの声はしまじろうのお母さん(英語版)で、これも多分ルミコ・バーンズさんです(笑)。

日本の英語教材を使っている子は、ルミコ・バーンズさんの声で育っているといっても過言ではない…かも。

子どもたちに絶大な人気を誇るコーナー、”Ants Family”のナレーションは、NHKのリトルチャロのナレーターをされているマイケル・リーバスさんです。

マイケル・リーバスさんと言えば、おうち英語で人気の英語アプリ『トド英語』のマイケルですね！

良い点４：『できたよシール』でモチベーションアップ！

『見たらシールを貼る』というのは、シール大好きな子どもたちにはもってこいです！こういう仕組みはDWEやWKにはないですね。

見たらシールを貼ることで、どのDVDをどのくらい見たかも一目で分かるので、特定のDVDだけ偏って見ることも避けられますね。

良い点５：誰でも使えるオンラインコンテンツ♪

ミライコのオンラインコンテンツは、実は登録すればだれでも使えます！ユーザーじゃなくても！会員登録さえしていれば無期限なのも嬉しいですよね。←こちらは2023年9月のリニューアルで非会員は有料/会員は購入後２年間無料になりました。

→ミライコイングリッシュオンライン

プリント、ぬりえ、クイズ、オリジナル絵本など、いろいろアクティビティーがあって楽しそうです。

たくさん活用したいですね！

良い点６：ディスクの交換保証

ディスク類の無料保証もあります。(購入後２年間。送るときの送料は自己負担。）

子どもが自分でセットして見る！といいう習慣づけを大事にしているミライコなので、子どもがうっかり傷付けてしまって見られなくなった場合も交換してくれるのは嬉しいサービスですね。

気になる点

全てのDVDを見て、なかなかよくできている教材だなぁと思ったのですが、気になる点もいくつかあります。

気になる点１：対象年齢

0歳からと書いてありますが、うーん…正直、3，4歳以降で十分かなと思います。

と言うのも、《良い点》でも書いたように、文字を意識しているコーナーがあるのもあって、文字がちょっと目立ちすぎだと感じるんですよね。

0歳～の文字にまだ興味のない小さい子にはちょっと邪魔かな。プレーヤーにディスクを入れるだけで最後まで再生してくれるのはとってもいいんですが(DWEのBlu-Rayとか、いったんメニュー画面になったりResume押したりしないといけないのが何気にめんどくさい）、そのままだとデフォルトで『字幕付き』になるんですよね。デフォルトは『字幕なし』が良かったなぁ。ただでさえ文字多めなので。

耳で聞き、口で話して言語を習得していく0～3歳の小さな子どもには文字は必要ありませんから。

そして、０~３歳と言うのは、ミライコのコンセプトでもある『子どもが自分で好きなDVDを見て、シールを貼る習慣化』も難しい年齢です。コンセプトとも発達段階的にズレてるんですよね。親が再生して見せるだけなら０歳からでももちろんできるんですが、ミライコのコンセプトや、学校英語を少し意識しているコンテンツ構成からも、3，4歳以降がいいかなぁ。0歳から見せてたら、一番見てほしい時期には飽きて見てくれなさそうです。（標準学習期間は2年なので。）

対象年齢に関してもう１点。オンラインのアウトプットコンテンツで一番アウトプットに最適な『クイズ』は文字が読めないとできないです。アルファベット迷路などのプリント類は読めなくてもできますが、これはアウトプットのうちに入らない。クイズはBGMが流れて雰囲気は楽しいですが、ここはキャラクターが音声で質問してくれなきゃー。惜しい。

気になる点２：DVD裏のコンテンツ一覧

ここもAll Englishなんです。

これ、英語苦手ママ分かるのかなー？と思うのがいくつか。”Plural Form”とか“Present Tense”って書かれてどれくらいのママが分かるのかな？せめて会員専用ページに日本語訳とかあったらよさそう。というか、学習できる内容の一覧を載せてください、と要望出してあります。

気になる点３：コンテンツ全体が把握しにくい

DVDの構成がランダムなのは飽きさせないという点で評価できますが、散らばりすぎてどんなことを学べるのか全体の把握がしにくい。気になる点：2とかぶりますが、コンテンツ一覧が欲しいですね。

気になる点４：生身の人間が全く出てこない

ミライコの映像は、複数のテストをクリアした映像を厳選しているので、子どもの興味を惹くコンテンツとしてとても高クオリティ！でも。英語はコミュニケーションツールなので、やっぱり生身の人間が話しているシーンは欲しかったなぁと個人的には感じます。お子さんによっては、人が出てくる映像が大好きというお子さんもいますしね。選択肢が広がるというのは大事なことだと思います。

気になる点５：DVDのメニュー画面

チャプターメニューはありません。All Playのみ。（このAll Playって表現も英語としては正しくないのだけど…アメリカのDVDにAll Playなんて書いてません。）30分続けて見る前提なので、不要といえば不要ですね。

気になる点６：シールの貼り方

シール、どれをどこに貼るか分かりづらいものがあります。(全部じゃないです。)私でも分からないのあります(笑)小さい子はなおさら…それが楽しいのかも？

気になる点７：シールやシール台紙の追加購入不可

これ、兄弟がいる場合や、シールを紛失してしまった場合にはちょっと困るなぁ。くれとは言わないけれど、せめて購入できるようにしてくれたら嬉しいなぁ。

…とここまでいろいろ書きましたが、どの教材もわりとそうですが、良い点・気になる点は表裏一体ですね。

こんな方にオススメ！

おうち英語初心者

おうち英語なんて何していいか分からないし、自分も時間を取って一緒に取り組めるか分からないけど、学校で英語が始まっても苦手意識なく楽しんでほしい！と思っている方。

DWEとの併用を考えている方

DWEが弱い日常会話表現や、DWEでは扱いのないフォニックスが含まれた、子ども目線の英語教材を追加でお探しの方。

WKも検討したけれど併用するには高すぎるし、DWEもあってさらにWKのおもちゃまでは使いこなせない、という方。

Blu-rayが車で見られないので、車用の良質な英語教材を探している方。(ミッキーメイトを車に付けるのは絶対に！やめましょう。危険すぎます。事故経験者は語る…)

WKやこどもちゃれんじEnglishとの併用を考えている方

WKの映像に少し古臭さを感じる方。（最近よく聞くご意見。） ちょっと飽きてきて他のバリエーションも欲しいと感じている方。

小1の壁が気になっているという方にはWKの続きとして活用するのもあり。

※おうち英語における『小1の壁』とは…未就学児のうちは英語を頑張っていたのに、小学校に入学以降、日々の生活に忙殺されおうち英語に取り組まなくなり、日本語のみの生活を送ることでせっかく学んだ英語をすっかり忘れてしまうこと。子どもは吸収力もすごいが、忘れるのも早い。

※2020年6月のWKのリニューアルによりサポート期間が小学2年生終了までとなったので、小1の壁は少し低くなった部分もあるかもしれません。しかし、WKは小学校入学前にほぼ学習が終わる場合が多いというのは変わらないので、やはり小１の壁対策は必要になってくると思います。

その他英会話教室との併用を考えている方

英会話教室に通うだけではインプット量が圧倒的に足りないので、おうちでの英語教材は必須。英語教室で購入できるものもいいですし、ミライコイングリッシュを取り入れてもいいかも♪

ミライコイングリッシュだけで英語ペラペラの子にはならないですが、『英語を好きになってもらいたい』『英語を楽しんでもらいたい(苦手意識を持たないでほしい)』という英語の基礎作りや学校英語前の下準備に、また『英会話教室では絶対的に足りないインプット・アウトプットの機会をおうちで手軽に増やしたい』『他の教材と併用して新鮮な気持ちで長く英語を楽しんでほしい』などおうち英語のパワーアップに、など、いろいろなニーズに答えることができるAll English教材だと言えそうです。

ぜひおうち英語教材の選択肢の1つとして検討してみてください！

何か気になる点があれば、私も相談に乗ります。(ご相談はインスタのDMから)

ミライコイングリッシュの紹介制度はまだ試験段階？のようで、公式にはまだ開始されていないようなのですが、私の紹介でご購入くださる方は特別にAmazonギフト2,000円分もらえます。

紹介制度ですが、全ユーザー対象に公式にスタートしたようです。

身近にユーザーのお友達が入れば、ぜひ紹介制度を利用してお得に購入しましょう。

お知り合いがいない方、私のレビューが参考になったという方は、ぜひ私の紹介でご購入下さい♪

使い方は簡単！購入時の購入フォームの紹介者欄に、私のインスタ名”aine_dwe.wk”を入力するだけ！これでAmazonギフト2,000円分もらえます♪